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国家整備士が選ぶ安くても長く使える品質の良い工具10選【5000円前後】

投稿日:2019年2月23日 更新日:

こんにちは、工具マニアの国家自動車整備士です。

過去に工具に関する記事を色々と書いてきております。

この記事では、筆者が実際に使用している「安く買ったけれど長い間壊れず工具箱のスタメンに居座り続けた工具」を紹介していきます。




安くて長持ちする高品質な工具10選

コーケンのドレンプラグソケット

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ミッションオイル(ATF)やデフオイルの交換の際に、持っていればドレンボルトを傷めず安心して脱着ができるようになります。

持っていなくても、3/8サイズのスピンナーハンドルやラチェットにソケットを付けずに突っ込んで回すことも出来るのですが…それをやると結構な確率でドレンボルトを傷めたり変形させたりします。

ミッションオイルやデフオイルの品質に拘りたい方であれば、頻繁にオイルの抜き入れはすることになるので持っていたほうが良いでしょう。

個人的な意見ですが、メカニックがこれを持っている整備工場は信用できます。

ポイント

  • コーケンの高品質ソケット
  • ドレンボルトがなめる心配がなくなる

ブレーキホースクランプ

リアブレーキのピストンカップ交換。

メーカーによって交換指定時期は違いますが、概ね車検2回に1回くらいの頻度で交換しておけばリアドラムブレーキのトラブルは回避出来ると思います。

で、ピストンカップの交換で一番嫌なのがブレーキフルードがダラダラ垂れてくることです。

このクランプをドラム背面部のブレーキホースに噛ませておくだけで、シリンダからオイルが漏れなくなります。

エアの混入も最小限になるので、ブレーキフルードのエア抜き作業もすぐに終わるってのも大きいメリット。

ホンダのフィットはリアブレーキの構造が少し面倒なので、カップを交換しなくてもシリンダーを外したほうがOHが楽だったりします。

車検整備をする機会が多いメカニックは持っておきたいですね。

ポイント

  • 車検整備には必須レベル
  • 1000円前後で買える
  • 対費用効果が以上にデカい

アジャスタブルオイルフィルターレンチ

ディーラーの整備しなら、自社の車がメインなので不要なのですが。

一般的な民間整備工場やガソリンスタンドの場合は、メーカーに関係なく様々な車が入庫します。

基本的には各サイズのオイルフィルターレンチレンチを揃えるのが正しいのですが、流石に「めったに入庫しない他メーカー車」のために全サイズのフィルターレンチを揃えるのもコスパが悪い。

そんな理由で、一つでいいのでアジャスタブルで多数のサイズに対応したオイルフィルターレンチを一つは持っておくことをおすすめします。

出張整備の際も役に立つしね。

ポイント

  • 一つ持っていれば複数のサイズのエレメントに使える
  • 保険的な意味合いでの所持推奨

シグネットのギアレンチ

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シグネット
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シグネットの工具は基本的にすべてコスパが高いのですが

特にギアレンチは最強クラスのコスパを誇ります。

他のメーカーに比べてヘッド部が薄く作られており、しかもヘッドがフレキシブルなため狭い場所へのアクセスも良好。

ギアが強いので、ギアレンチで本締めまで出来るのは作業の時間短縮に大きく貢献してくれます。

シグネットのギアレンチは、台湾のGEARWRENCH社によるOEM品です。

非常に高い技術力で作られている工具なので安心して変えます。

10mm、12mmの2本があればそこまで困ることは無いでしょう。

ポイント

  • 全工具メーカーで比較してもトップクラスのギアレンチ
  • セットで買うと高いがバラで2~3本ならそんなに高くない
  • 使うと手放せなくなる

ピックアップツール

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トネ(TONE)
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メカニックあるあるなんですが、エンジンルームに10mmのボルトを落っことして絶望するよね。

僕も過去に何度やらかしたか分かりません。

マグネットトレイを使ってても「一瞬だしいいだろ…」とか油断してサスの上にボルトを置いて落としたり…

で、エンジンルームの奥まった方にボルトが落下すると、当然手も入らない届かないので絶望します。

そんなときにこのピックアップツールがあれば、最悪の事態(エンジン脱着やタービン載せ替え)を回避出来る確率は上がります。

ここで紹介しているTONEのピックアップツールは、

「マグネットでキャッチ」「爪でキャッチ」「先端にLEDライト付き」

と、かゆいところに手が届く出来です。

1本で使い分けができるので、ひとまず持っておくにはこれがおすすめ。

ポイント

  • 安心のTONE製
  • 工具箱に入っているだけで安心感3割増し

コーケンのユニバーサルボールジョイント

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筆者はコーケンの工具が大好きなのですが

それを差し引いてもこのユニバーサルジョイントは最高に出来が良いです。

一般的なユニバーサルジョイントは

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SK11(エスケー11)
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このような形で、可動域が大きい代わりにトルクが逃げやすい構造になっています。主な用途としては、奥まった場所のボルトを緩めたあとの早回し専用ですね。

ところが、このコーケンのユニバーサルジョイントは可動域がやや狭い代わりにトルクが逃げにくく、緩め作業にもそのまま使えます。

トルクを受ける部分が構造的に強くないため、壊れたら買い換える必要があるますが、それを補って余りあるレベルで作業効率が上がります。

他のメーカーで類似品があるけど、コーケンのは段違いで性能が良いのでコーケン製のものを買おう!

ポイント

  • トルクが逃げにくい作りのユニバーサルジョイント
  • コーケン製なので安定の高品質

ベッセル メガドラインパクタ

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ベッセル(VESSEL)
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日本のドライバートップシェアを誇る、ベッセルのメガドラインパクタ。

固着やなめり、破損などでどう頑張っても緩まない+ネジを強制的に回すことが出来ます。

グリップエンドの部分をハンマーでぶっ叩くと、ドライバー部分が緩め方向に12°回ります。

片手で押し込む方向にガッチリ固定しつつ、グリップエンドをハンマーで叩くという特殊な使い方。

自動車整備で+ネジを緩める機会はさほど多くないのですが、古い車だと+ネジ付きボルトが固着&なめりで動かなかったりすることがあります。

半ば強引に壊しながら回す、みたいな側面がある工具ですが、回せずに脱着できないよりは1000倍マシ。

いざというときのために持っておきたい工具ですね。

個人的には自動車整備用途よりもDIY用途で役立っております。サビで固着した蝶番を外すときとか。

ポイント

  • 錆やなめりで回せない+ネジを力ずくで回せる
  • DIY用途でも大活躍
  • 1000円以下で買える

ホースプラッカーセット

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京都機械工具(KTC)
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タービンの載せ替えやFF車のエキマニ周りのセンサー交換、ラジエーターオーバーホールなど、意外とウォーターホースを外す作業って多いです。

で、ウォーターホースを外す作業が必要になる車って、8割型走行距離が嵩んでる車なんですよね。

当然経年劣化でゴムホースは固着してるわけです。

使い方は画像の通り。

画像掲載元:Amazon.co.jp

筆者は新人メカニックだったころ、このホースプラッカーを使っていませんでした。固着したウォーターホースはクニペックスのコブラで挟んで左右に動かし、むりやり剥がしていたんです。

なのですが、クニペックスのコブラはジョーが強すぎて、ラジエーター本体のホース固着部を変形させるというミスをしてしまいました。

それ以来、ホースプラッカーは必ず使うようにしています。自社損でラジエーターアッセン交換は派手に怒られました…

他のメーカーからも安い類似品が売っていますが、セットの本数と品質を考えるとKTCのものが一番良いです。

形のバリエーションも豊富なので、奥まった箇所にも使いやすい。

ポイント

  • ウォーターホース取り外しには必須
  • 奥まった箇所のホースは想像以上に外れないぞ
  • KTCのが値段・セット的に高コスパ

アネックス(ANEX)スリムオフセットドライバー

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兼古製作所(Anex)
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画像を見てもらえれば分かると思うのですが、この薄さ・アクセス性の高さははっきり言って異常です。

古いキャブのダイヤフラムは、車種によってはエンジンルームの室内側ギリギリに配置されていたりすることがあるんで、脱着するのにこれがあると助かります。

薄さだけがメリットではありません。メーカーのアネックスは非常に技術力も高く、ドライバーの精度も文句なし。

使用頻度こそそこまで高くありませんが、コレが工具箱に入っていないことを考えるとゾッとします。

あと、アネックスの工具は全体的にお洒落ですね。

ポイント

  • 薄さ・アクセス性が最強クラス
  • 1000円台で買える
  • お洒落なデザイン

WERA 六角レンチ(マルチカラーヘックスキーセット)

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Wera社(Wera Sha)
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自転車の整備用に購入したのですが、自転車だけでなく自動車の整備的な意味でももう六角レンチはこれ以外考えられないレベルで最高の工具です。

WERAの独自技術により、なめりにくく加工されているヘッド。これのお陰で、滑りやすい六角ボルトも安心して脱着できます。

そして、全然しならない強度。

筆者の個人的な好みで恐縮なのですが、しなる工具が嫌いなんです。

しなりがないとダメだ!というメカニックもいるのでこれは好みの問題ですが、しなりが強いとどうにもオーバートルクになりがちで…。

5000円以下でこのクオリティの工具が買えるのは有難すぎますね。

ポイント

  • 独自技術によりなめりにくい
  • しならない、カチッとした使い心地
  • 個人的に最強の六角レンチ

5000円以下で高品質な工具まとめ

正直どれも外したくないレベルで高品質な工具なのですが、最後にあえて3つ選んで終わりとします。

特におすすめな工具3点

  • WERAの六角レンチ
  • コーケンのユニバーサルジョイント
  • シグネットのギアレンチ

この3つは、買ったとしても後悔することはまずあり得ないレベルで素晴らしい工具です。

ぜひ一度、手にとって見ていただければ幸いです。




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  • この記事を書いた人

天秤

自動車整備7年→Web制作会社→コールセンター→建設機械整備5年目の現役メカニック。 整備も好きだけど、工具が大好き。一番好きな工具メーカーはコーケン。 長年の整備経験から得た工具の知識・コールセンターでの仕事のこと・趣味のクロスバイク・ロードバイクのこと・ガジェットのことなど、幅広く発信中。 レビュー依頼・寄稿依頼も大歓迎。詳しくは問い合わせフォームよりご連絡を下さい。 有資格者だってことの証拠に、整備士資格の合格証書を載せておきますね! 2級ガソリン・ジーゼル整備士合格証書

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