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TONE(トネ)という工具メーカーについて語ろうと思う

投稿日:2018年5月25日 更新日:

2018年5月25日 更新

工具マニアです。

工具メーカーについて語るシリーズの第4回目は、KTCと並ぶ国内の老舗工具メーカーTONE(トネ)についてです。

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TONEの工具の総合的な評価

ソケット類に強い総合工具メーカー。

値段と品質のバランスがとても良く、プロから初心者まで安心して使える。

ホームセンターでも手頃な価格で買えるため、ガンガン使い込むプロから、たまにしか整備をしないサンデーメカニックの方まで幅広く愛されている工具メーカー。

自動車整備だけでなく、建築系での作業やDIYで使う工具もラインナップされています。

自動車整備(オートモーティブ)に特化したKTCとは違った使用感・サイズ感があり、うまく使い分けることで作業効率がグッと上がることも多かったですね。

品質も十分・価格も良心的なので、とりあえずTONEを使っておけば大丈夫っていう謎の安心感があります(個人の意見です)。

TONE工具の良いところ

ホームセンターで買える

前述したとおり、トネの工具はホームセンターで普通に売っています。

特にソケット類は各サイズお手頃な値段で、バラで買えます。趣味で自分の車を整備する使い方であれば、自車用のソケット数点を手軽に買えるのは大きなメリットになりますね。

トネと言えば、個人的にディープソケットセットが使いやすいと思います。

この商品は3/8サイズで8~17までの使用頻度が高いサイズがセットになっているので、ソケット選びに困ったらこれを選んでおけば間違いないです。

比較的安い

前述したとおりホームセンターでも買えるため、全体的にお手頃な価格です。といってもノーブランドやコ◯ナンオリジナル、みたいなのに比べれば高いですけども。

KTCより安く売られていることが多いうえに、性能的にもあまり見劣りはしません。特殊な整備をしないのであれば、十分すぎるコストパフォーマンスと言えるでしょう。

例えばこのスイベルヘッドのラチェット。

某海外メーカーの同サイズ品の場合は平気で一万円を超えますが、トネの場合は半額以下です。使っている材質や性能に少なからず差があるとは言え、半額以下です。

安いからと言って品質が悪いのかと言うと、決してそんなことはありません。

プロが実際に現場で使っているので、品質的にも高い方です。

TONEのラチェットの評判

実際に僕が自動車整備士として現場で使った感想としては、

  • ギア数・音・使い心地すべて問題なし
  • 物によっては大きめで、狭所整備には辛い
  • 壊れにくい

こんな感じです。

ラチェットは一番好きな工具なので、こんな記事を書いたりしました。よかったら読んでみてください。

TONEだけで完結出来るラインナップ

個人的にはソケットが豊富で強いイメージのトネですが、基本的にトネだけで完結できるレベルで色んな工具が作られています。

このようにトネも工具セットを販売しています。

品質に関して言えば、プロも現場でガンガン使っているレベルなので心配ありません。

セットに含まれているコンビレンチは、メッキや梨地の加工が素晴らしいですね。

上記リンクだとかなりお得な値段で販売されていますので、最初に買う工具セットとして考えるとかなりおすすめできます。

工具セットについては別の記事で詳しく説明していますので、よろしければそちらをご参照ください。

エアーツールが使いやすい

実際に使った感想としては、TONEはエアーツールの出来が良い印象があります。

7000円代で、国内一流メーカーのエアーラチェットを買えるのは破格です。

同じTONEのエアーラチェットでAR3100Sっていうもう少し安いエアーラチェットがあるんですが、そっちはソケット差込部が首振りタイプになっています。最初は良いのですが、摩耗で差込部が減るとソケットが抜け落ちるようになるため、おすすめしません。

トネの残念なところ

商品展開は豊富だが、イマイチなものもある

前述したとおりTONEは工具の総合メーカーなので、一通りの工具はTONEで揃えることができます。

これはTONEだけに限った話ではないのですが、やはり総合メーカーの場合はどうしても「イマイチな工具」ってのが出てきてしまいます。

個人的に、TONEのドライバーはおすすめ出来ないです。工業規格に沿って作られているので普段使いには十分なんですが、グリップが好きになれない。滑りやすいですし…。

トータルで見れば優れた工具が多いのですが、そういう工具もあります。

デザイン的に古いものもある

メガネレンチやコンビレンチなどは、今流行りの鏡面仕上げではなく、昔ながらの梨地仕上げです。

梨地は細かく滑りにくいので、実際に使うと非常に優れた工具なのですが、単純な見た目の美しさは一歩劣ると言わざるを得ません。

工具は使ってなんぼ!という方なら全く気にならないところですね。

TONEとKTC どちらを選ぶか?

TONEとKTCのスパナ・実測して比較

まずはこちらの画像をご覧ください。

TONEとKTCのスパナ比較
TONEとKTCのスパナ比較

取り急ぎ比較用に2点準備しました。

画像のとおり、TONE製スパナが17-19サイズ・KTC製スパナが14-17サイズです。

TONEのスパナの方がミリサイズが大きいのですが、実際に測定してみるとこうなります。

トネのスパナ・グリップ幅測定
トネのスパナ・グリップ幅測定

トネの17-19のスパナは幅が約1.3mmです。

KTCのスパナ・幅測定
KTCのスパナ・幅測定

KTCのスパナは14-17とミリサイズがトネよりも小さいにも関わらず、幅が1.4mmあります。

同様にグリップ部分の厚さを測定すると、TONEは0.45mm、KTCは0.5mmでした。

トネの工具の方がミリサイズが大きいにも関わらず、KTCよりも細いグリップでした。

工具で一番大切なのは使い分け

上記で測定した結果、KTCの方が太い・ゴツい、TONEの方が細い・スリムではありますが、これでどちらが劣ってどちらが優れているという訳ではありません。

狭い箇所でトルクがあまりかからない作業であればTONEの方が良いですし、強い力がかかる箇所の整備には骨太なKTCの工具の方が向いています。

したがって、工具メーカーで選ぶのではなく作業内容によって工具を合わせるのが大切です。

  • 作業内容によって使う工具を選ぶことが一番大切

自動車整備士視点でのTONE製工具の評判

実際に僕が現場に出ていた頃の経験だと、ベテラン整備士ほどTONEを好む傾向があると感じました。中堅~若手の整備士はKTC、シグネットあたりを好んでいましたね。

整備士は薄給なうえに工具は自腹って工場も多いので、長く務めるほど価格と性能のバランスが良いTONEを選ぶようになるのではないでしょうか。

もちろん安く済ませようとすればSTRAIGHTといったメーカーなんかもあるんですが、車は命にかかわる乗り物ですし、それなりの性能の工具を使いたい。そんな風に考えると、トネは絶妙なラインかと思います

  • 使いやすさ:★★★★★★★★☆☆
  • 価格:★★★★★★★☆☆☆
  • 品質:★★★★★★★★☆☆
  • 総合評価:★★★★★★★★☆☆

TONEの工具についてのまとめ

  • 安心して使える品質、プロでも愛用者多数
  • ホームセンターで手軽に買える
  • 梨地が細かく滑りにくい
  • デザインが微妙だったり古くさいものもある

こんな感じで、TONEについて語ってみました。

整備士として現場にいた立場からすれば、TONEに対して大きな不満はありません。必要にして十分、きっちりと良い仕事が出来る工具です。

個人的にKTC、TONE、Ko-kenは国内3大工具メーカーで、この3つのメーカー製工具を使っていれば、恐らく出来ない作業ってのは存在しないでしょう。あとは作業効率を上げるために、各自が試行錯誤すれば良いですね。

てな訳で、トネに関する記事は以上で終わりになります。

次回はKo-kenの予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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