2018年3月24日現在、一番好きな三国志の武将は魏延文長です。
魏延は結構長いこと好きな武将なのですが、最初から好きだったのかと言うと違います。わりとコロコロと好きな武将は変わっています。みんなそうだよね?
なので、今日は三国志の好きな武将遍歴を振り返って記事にしてみます。
これ、他の三国志好きな方にもやってみて欲しいなぁ。絶対面白いと思うんだ。
三国志 推し武将遍歴をまとめてみた
三国志入門期~横山光輝三国志ベース~
張飛翼徳

一番最初に好きになった武将は張飛です。
理由は顔の傷がカッコよかったからです。それだけ。
キャラの顔パターンが極端に少ない横山光輝三国志の中で、際立ってカッコよく描かれていたように思います。豪放磊落な性格も当時は好きでした。
黄忠漢升
昔から「強くてカッコいい爺」属性のキャラが好きでした。
黄忠は劉備軍に加入するまでのエピソード・蜀軍での活躍も目立っていたのでかなり萌えポイントが高いです。黄忠と厳顔の老将コンビは今でも好きです。
馬岱
苦労人が好きな属性もあり、馬岱はかなり好きな武将です。今でも結構好き。魏延好きとしてどうなのって意見もありそうですが。
五虎将軍全盛の時期はぱっとしなかった印象ですが、末期の蜀を支えたのは魏延と馬岱の二人でしょう。目立たないけどかなり有能なイメージがあります。
魏延文長
今でも一番好きな武将です。横山光輝三国志を全巻読んだ時点で、かなり好きな武将でした。
実力的には関羽クラス(個人の意見です)なのに、諸葛亮に冷遇されていたのもポイントが高い。そもそもこんなに忠義に厚い武将を裏切り者として描く、三国志演義さんサイドにこそ問題があるのではないでしょうか。
入門期のまとめ
三国志の入り口が横山光輝三国志だったので、蜀に偏っています。みんな最初はこんなもんでしょ。
この後徐々に色々な作品に触れ、三国志への接し方が変わって行きます。
三国志エンジョイ期~真・三國無双や光栄三国志プレイ~
孫策伯符

江東の小覇王という異名と、短い存命期間の間に成し遂げた偉業に惹かれました。
あと、トンファーですね。三國無双だと、孫策はトンファーを持って戦います。生粋のトンファー好きとしては外せない武将です。
甘寧興覇
三國無双で愛用していたキャラでした。
ゲームで使用するまでは、横山三国志のドカベン顔で「甘寧一番乗り」と言いながら鉄球を振り回してるイメージしか無かったんですが、一気に好きになりましたね。
元・湖族の頭領ってのも萌えポイントです。
周泰幼平
三國無双3で初登場だったと記憶しています。
ゲームでの周泰は寡黙で日本刀を武器にするキャラでした。中国なのに。しかも、孫権を身を挺して守ったエピソードから、見た目は傷だらけです。
キャラの性能的にはそこまで強くなかったんですが、見た目のカッコよさだけで好んでました。
趙雲子龍
三國無双シリーズって、趙雲が主人公みたいな扱いされてるじゃないですか。公式にアナウンスした訳じゃないけど、明らかに優遇されています。ルックスとか性能とか。
ゲーム的な能力はさておき、それまでドカベン顔の地味な横山三国志版趙雲しか知らなかったので、純粋なカッコよさに痺れました。
冷静に考えると長坂の戦いでの単騎駆けも素晴らしい活躍ですしね。
魏延文長
三國無双の魏延は仮面を付けて素顔を明かさず、しかもカタコト喋りのキャラにされていました。
恐らく仮面は反骨の相のエピソードからの裏切りの印象で付けられているんだと思います。しかし、カタコト喋りは理解出来ない…。
長柄双刀を武器に、素早い攻撃と手数で敵地に切り込むという、蜀後期の魏延に相応しい性能でした。
エンジョイ期のまとめ
KOEIのせいで、三国志の軍師はビームが撃てるという新しい常識が身につきました。
三國無双は4でやめちゃったけど、プレイアブル武将が増えたし、昔より三国志の知識が増えたので、改めてプレイしたさがあります。
三国志ひねくれ期~正史・蒼天航路熟読期~
孫堅文台
「おお!快なり!」
ジョニーデップみたいなカッコよさと、董卓戦での活躍、カッコ良すぎる死に様と、明らかに贔屓されて描かれていました。
実際、他の作品だと孫堅はちょろっと出てきて、すぐに孫策に世代交代される場合が多いので、このくらい描かれてもよかったのかもしれません。
郭嘉奉考
個人的に三国志で最強の軍師。
郭嘉については記事1つで丸々語ったものがあるので、よかったらそちらを御覧ください。
張遼文遠
めちゃめちゃ強い上に頭も切れ、仁義を大切にして規律を尊び、部下からも慕われていたパーフェクトな武将。
蒼天航路を読んで郭嘉が好きなった方は、高確率で一緒に張遼も好きになっていると思います。
三国志演義だと、せいぜい関羽が関所破りをしたときに夏侯惇を説得にいくくらいしか目立ったエピソードが無いのですが、正史ベースの作品だとすごいことになってます。
詳細は後日別で記事にしますが、正史で嘘みたいな強さで暴れたせいで、演義で弱体化して描かれた武将です。合肥の戦いのエピソードとか凄まじいですからね。
劉馥元穎
武将ではないのですが、大好きな文官なので挙げます。
1つ前で紹介した張遼文遠。
最大の見せ場は合肥の戦いですが、その合肥と呼ばれる土地はもともと酷い荒れ地でした。袁術の配下だった将が荒らして回ったんです。
その荒れ放題だった合肥に単身で乗り込み、盗賊まがいの略奪行為をしていた連中を懐柔し、民を集め、魏の守りの要と呼ばれるまでの城塞都市に作り上げたのが劉馥です。
堅牢な防壁に囲まれた街にはさらに民があつまり、集まった民も裕福な暮らしが出来たと言われています。劉馥を慕って合肥に集まった民は7万人を超えたとか。
張遼・楽進・于禁のエピソードにばかり目がいきがちですが、こういった裏方の物語を調べるのも面白いですぜ。
張飛益徳
演義だと張飛「翼徳」、正史だと張飛「益徳」です。
演義と正史であまり人物像の違いがない武将ではあるんですが、蒼天航路の長坂橋仁王立ちのシ~ンがカッコよすぎて好きになりました。
蒼天航路だと、劉備と関羽がかなりアレに描かれており、その二人に振り回される張飛は常識人的な立場でツッコミを入れたり二人を諌めたりと、中々親しみやすいキャラクターでした。
魏延文長
また魏延だよ!
蒼天航路には殆ど登場してません。あくまで正史としての魏延です。
正史魏延についてはかなり暑苦しく語ってるのでそちらを読んでいただければ…
三国志見つめ直し期~2018年現在~
こんな流れで現在に至ります。
ちょっと前にまた蒼天航路を1巻から読み直したりしたおかげで、好きな武将の比率が魏に寄ってきてますが、概ね魏呉蜀バランスよく三国志を楽しんでいると思っています。
最近は有名所の武将よりも、蒋済などの三国志後期の武将のエピソードを調べるのが楽しくなってきています。
以外なところで以外な武将との接点があったり、笑えたり泣けたりするようなエピソードが出てきて、まだまだ三国志は楽しめそうです。
総括
以上、僕の好きな武将遍歴をまとめてみました。これ、他の人バージョンも読んでみたいなぁ。
自分の流れは割と分かりやすくて
- 横山光輝三国志の影響で蜀びいきに
- ゲームの影響で呉が好きに
- 正史と蒼天航路の影響で魏が好きになり
- でもやっぱり魏延が好き
って感じです。非業の死を遂げた武将が好きな傾向はあるかもしれません。
こんな感じで今回の三国志記事終わりです。最後までお付き合いいただきありがとうございました!