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国家整備士が選ぶおすすめラチェットハンドルランキングTOP10

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2018年4月11日 更新

 

自動車整備士としてディーラーで仕事をしてきました。

で、長年整備の仕事をして気付いたことがあります。

僕、工具が好きだ。

その中でも、特にラチェットハンドルが好きです。いいよね、あの細かいギアがキリキリと音を鳴らしながらハンドルが回る感じ…。

結構長いこと整備に携わり、有名ブランドのものからノーブランドのものまで、沢山のラチェットを使ってきました。

そんな訳で、今日は今までに触ったラチェットをカウントダウン形式でランキング化してみようと思います。お付き合い下さいませ。




使えるラチェットハンドルトップ10

10位 SIGNET 12572

比較的若いメーカー、シグネット製のスイベルラチェットハンドルのエントリーモデルです。クセのないデザインと、ソケットのクイックリリース付きで普段使いには十分な性能。

3000円以下で買える抜群のコストパフォーマンスが魅力なのですが、ギア部分の遊びがやや大きいというデメリットがあります。あまり狭い箇所の整備には向きません。

  • コスパは最高クラス
  • クイックリリース機構搭載
  • ギアの遊びが大きいので送り角が大きい

9位 TONE ARH-30

老舗の国内メーカーであるTONE製スタンダードラチェット。とにかく安く買えるのが一番のメリット。場所を選ばず、無難に使うことが出来ます。

品質も間違いなく高いのですが、全体的に大ぶりなため、狭い箇所の整備には少ししんどい。

  • 圧倒的な安さ
  • スタンダードな性能
  • 狭い場所のメンテ性はイマイチ

8位 TONE ARH‐30S

再びトネがランクインです。一本持っていると便利なショートラチェットになります。

カムポジションセンサの交換を行うときなど、エンジンルームの車体側の部品交換をするときに助かります。

軽自動車の整備をする機会が多い方に特におすすめ。

  • リーチが短いので狭い箇所の整備に便利
  • 安いのに品質は高い
  • 1/4ツールのほうがアクセス性は高い

7位 PROXXON No.83083

ある意味一番面白いラチェットです。詳しくはこの動画を見てください。

このように、グリップの回転でヘッドが動きます。車はもちろん、バイクの整備をするときにとても助かります。

  • 狭い箇所の整備に強い
  • 緩め作業だけなら最強クラス
  • ヘッド部が大きい(他社の1.2倍ほど)

6位 KTC BR3E-H

国内工具トップメーカー、KTCのスタンダードラチェット。9位で紹介したラチェットの、上位互換みたいなアイテムです。

他メーカーに比べればコンパクトにできていますが、近年の小型化が進んだ車だと入らない箇所もあります。3/8サイズの宿命みたいなもんですね。

  • 王道中の王道
  • ギアも強く壊れにくい
  • 他メーカーと比べると少し高い

5位 KTC BR3FL

1本は持っておきたい、フレックスヘッドのロングラチェット。ロングタイプはトルクが強くかかる箇所の整備に使うことが多いので、多少高くてもしっかりしたメーカーのものが良いです。

ヘッドの角度を変えることで、早回しも楽になります。マフラー・エキパイを外すときはこれ以外考えられないレベル。

  • トルクをかけやすい
  • 角度調節で作業性を高められる
  • フレックスヘッド部が経年劣化で弱る

4位 Ko-ken Z-EAL 2726Z

個人的に、今一番国内で注目しているコーケンのラチェットです。

ギア数は36と他メーカーに比べると弱いのですが、それがまったく気にならないレベルのギアの軽さです。また、ギアが少ない分剛性を高く出来るので、1/4サイズの割にトルクを乗せやすいです。

何より、1/4サイズのラチェットが6000円以下で手に入るのが最大の強み。ガチでおすすめできます。

  • 空回しが快適
  • 1/4ラチェットではコスパ最強
  • 売っているお店が少ない

3位 ネプロス NBR2FUN

国内最強クラスの、ネプロス製1/4フレックスラチェットです。

1/4サイズなので狭い場所へのアクセス性も高く、90ギアによる細かいギア送りも可能。ヘッドの角度を変えることで、トルクがかかる方向も調節できます。

  • 抜群のアクセス性
  • ギア強度が国内トップクラス
  • 値段が高い

2位 FACOM PALM CONTROL J.161

フランスの工具メーカー、ファコムのスタンダードラチェット。

ぱっと見はそこらのホームセンターで売ってそうな安っぽい見た目なんですが、触ると分かるその凄さ。

ギア数は72ギアですが、ファコムの独自技術により、天使の羽を思わせる軽さ。真円型のヘッドはコンパクトでアクセスの邪魔をしない。

グリップがオイルに弱いので、エンジンオーバーホール等には使いにくいのが欠点。

  • ギアが嘘みたいに軽い
  • 送り角が小さいので、狭い場所の整備にも強い
  • グリップがヌメりやすい

1位 Snap-on THNF72

過去に何度もおすすめしている、Snap-onの工具が1位です。

スイベルヘッドによるヘッドの自由度、逃げにくいトルク、永久保証(バンセールスの場合のみ)があるので、強気に攻められる。欠点らしい欠点はありませんが、強いていえば高いことです。

持っていれば確実に整備効率が上がりますので、作業スピードで悩んでいる方には是非手にとって欲しいです。

  • ユニバーサルソケットと組み合わせると無敵
  • 最強クラスのアクセス性
  • 高すぎる(値段に見合った性能ではある)

番外編

MAC TOOLS MR100SPA

Snap-onと並ぶアメリカの最強工具メーカー、MAC TOOLSによる1/4スイベルヘッドラチェットです。

100ギアのラチェットヘッドで、極限まで空回し抵抗を下げたヘッド、MAC特有の高い剛性、握りやすいグリップとスキがありません。

しかも、この商品はFACOMラチェットのOEM品です。実質永久保証つきのFACOMみたいなもんです(バンセールスで購入した場合)。

欠点は、慢性的に品薄な点です。

1位並の性能なのですが、安定して買えないという欠点が大きすぎるので番外編に移しました。

  • 100ギアの送り角の小ささ
  • 中身がFACOM
  • 買いたくても売っていないことが多い

総括

以上、僕の経験と主観をもとにランキングしてみました。

僕が普通車・軽自動車の整備をする機会が多かったため、1/4サイズにやや偏ったランキングになっています。大型車や特殊車両の整備をするとなるとまた違ってくると思います。

ただ、今回紹介した工具はどれも性能が高く、持っていて損をすることはありません。趣味で自分の車やバイクを触る方にも自信を持っておすすめできます(上位の品は高いけど)。

この記事が、これからラチェットを買う方への助けになれば幸いです。最後までお付き合いありがとうございました。

 

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