約半年前に新車でロードバイクを購入しました。
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初めてのロードバイクTREK Emonda(エモンダ)ALR5で約250km走ってみた感想・評価
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納車からずっとフラットペダルで乗り続けていたのですが、先日ようやくビンディングペダル+ビンディングシューズを購入。
試しに80kmほど試走してみたら、ロードバイクでロングライドをした後に起こっていた膝の痛みがなくなったのです。
ちょっとびっくりするほど悩みが解決したので、そんなお話をしてみます。
フラットペダルでロングライドすると膝が痛んでいた
典型的な週末ローディーとして、一日に50~100knくらいのライドを楽しんでいました。
で、いつも帰宅している途中で、右膝が痛くなっていたんです。
だいたい走行距離に比例して痛みが強くなり、70kmを超えると次の日は歩くのに支障をきたすレベルでした。
初めは「ロードバイクに身体が慣れていないからだろう。慣れれば痛まなくなるはず」と楽観視していたのですが、走行距離が500kmを超えても痛みは止まず。
整形外科へ通ったりもしました。どうやら膝蓋腱炎だったようです。
僕の場合は身体の柔軟性が低いことが原因で痛みが起こっている、とお医者さんには言われました。
ビンディングペダルに変えたらライド後の膝痛が出ない
直近だと3月に80kmライドした際にひどく膝を痛めてしまい、1ヶ月以上ロードに乗れていませんでした。
膝の痛みも引いたし、ストレス解消に欲しいものを買おう!と決めてビンディングペダル&シューズを購入。
さっそく取り付けて、久しぶりのロードバイク。サクッと80km走ってきました。
で、帰宅してから気付いたんです。
[st-kaiwa1]膝が全然痛くないぞ!![/st-kaiwa1]
僕の家はゆるい坂道の中ほどにあるんですが、帰りは体力を使い果たした状態で最後の坂を登っています。
いつもは絶望するほど膝が痛くて辛いのですが、あるのは脚部の疲労感のみで、膝の痛みが全くない状態で帰宅できたのです。
帰宅後しばらくは急な痛みに怯えていましたが、一晩経っても痛みゼロ。
今まではロングライドの翌日は歩くのも辛かったというのに。
ただし立ちごけはする
ライド後の膝の痛みはなくなりましたが、ビンディングペダルとシューズを装着後の初ライドだったため、普通に2回立ちごけしました。
停車時の立ちごけだったので身体的なダメージは低いですが、たくさんのローディーやランナーの前で派手にコケるのはかっこ悪いですね。
ビンディングでの立ちゴケはどんなベテランローディーでもやっちゃうらしいですが。
ライド時にたまに立ちコケして恥をかくのと、ライド後に下手したら数ヶ月膝が痛む、どっちを取るかと言われれば迷うことなく立ちごけの恥でしょう。
購入したのは一番安いモデル
ビンディングシューズ:シマノ RP1
シマノ製シューズで最安値だった
僕、わりと買い物に関してはケチなところがあるので「試しに買ってみるってものは一番安いものを選ぶ」という自分ルールがあります。
探して見ると中国製のシューズでもっと安いものはあったのですが、ビンディングシューズってメーカーによってサイズがかなり違います。
幸いシマノは取扱店舗も多いので、実店舗で試し履き→サイズ確認→一番安いところで買うのコンボを華麗に決めることができました。
- 留め具はベルクロ
- 上位モデルと比べると靴底が柔らかい(柔らかいと力が逃げる)
といったデメリットもありますが、ビンディングシューズデビュー用としては十分すぎるクオリティではないでしょうか。
SPD・SPD-SL 両方に対応している
この記事を読んでいる方はご存知でしょうが、ざっくり説明するとビンディングペダルは2つの規格に分かれます。
- SPDペダル→主にマウンテンバイク用。ペダルが大きくて重め。脱着は楽。ペダルとシューズの固定力は低め
- SPD-SLペダル→主にロードバイク用。ペダルは小さくて軽量。脱着はコツが必要。ペダルとシューズはしっかり固定される
こんな感じで分類されます(かなり雑な説明です)。
今回僕が購入したシマノのRP1というモデルは、SPDとSPD-SL両方のビンディングペダルに対応可能なシューズなんですね。
安いのにマルチに使えると、わりと欲張りなニーズに対応しているシューズだと思います。
ビンディングペダル:PD-R540-LA
シマノのエントリーモデル
Amazonで「シマノ ビンディングペダル」で検索し、一番安かったモデルです。
ユーザーレビューの評判も良いし、安心のシマノ製ということで購入にあたっての不安はありませんでした。
僕と同様に「とりあえずビンディングペダルってどんなもんか試してみよう」って考えのユーザーには概ね好評だったというのも大きな理由です。
シューズを外すときの動作がしやすいので慣れてない人には安心
型番の「LA」は
- Light(軽い)
- Action(動作)
の頭文字です。
他のビンディングペダルに比べて軽い力でペダルからシューズを外せるため、とっさの場合にも比較的安心ですね。
…まあ、そんな素晴らしいペダルを使っていても立ちごけしたんですが…。
踏みこみ固定されたことでペダリングフォームが改善されたのでは
恐らく、ペダルを踏み込む位置がビンディングペダルとシューズで固定されたことにより、フォームが改善されて膝への負担が減ったからだと思います。
フラットペダルで走っていた頃は、だいたい40kmくらい走ると脚に疲労がたまり、フォームが崩れていました。
で、脚の披露をごまかすために腹筋や腕へ負荷を逃し、それが原因で痛みが出ていたのかなと推測しています。
ただ、これだけは確実なのが「実際、僕の膝はビンディングペダルに変えたら全く痛まなくなった」ということです。
中一日でまた70kmくらい走ってきましたが、相変わらず膝の痛みはありません。
ロードバイクで膝の痛みに悩んでいる人はビンディングペダル&シューズを試してみてほしい
あくまで体験ベースの話ではありますが、ロードバイクで長距離ライド後の膝の痛みに悩んでいる方は、一度ビンディングペダルとシューズを試してみてほしいなと思います。
現に僕は、ロングライド後は右膝が痛くて階段を降りれないレベルだった膝痛が全く無くなりました。
シューズ・ペダル両方で1万円前後で揃いますし、長くロードバイクに乗るのであれば、遅かれ早かれ必要になる出費です。
記事中では触れていませんが、巡航速度も平均して3km/hくらいは上がっています。安いモデルでも劇的に走りが改善しました。
ただ、立ちごけにだけは十分注意してくださいね。マジで痛いし恥ずかしいので!
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どうせなら最初から高性能なシューズとペダルを導入するのもアリ
僕ははじめてのビンディングペダル&シューズということで最安値の物を買いましたが、基本的にロードバイク用パーツの性能は値段に比例します。
なので、性能に妥協したくないという方や予算に余裕がある方は、最初から上位グレードのものを購入するのもアリですね。買い換えることまで考えると、結局安くあがりますし。
シマノ製ビンディングペダルのグレードはコンポと共通で、上から順に
- デュラエース
- アルテグラ
- 105
です。
デュラエースが最高の性能ではありますが、アルテグラと比べても6000円ほど高い。
しかし、アルテグラと105の価格差は3000円前後です(Amazon調べ)。
したがって、価格と性能のバランスが一番良いのはアルテグラになります。
シューズは好みが大きいですが、ダイヤル式の留め具(ダブル)+3箇所固定であればより安定しますね。
価格が高いモデルほどソールが固くなるので、踏み込んだときの力が逃げにくくなります。
以上、こんなにビンディングペダルとシューズが素晴らしいものなら、最初から高いの買っておけば良かったと公開した筆者の嘆きでした。