過去にコールセンターで3年ほど働いていました。
筆者が働いていたのは某大手通信会社でして、いわゆる「お客様センター」と呼ばれているところです。
時給は高かったのですが、仕事は非常に辛く(主に精神的に)、なかなかストレスフルな職場でした。
毎日毎日クレーム入電の嵐。
筆者は成績が毎月上位に入るくらいの結果を残せていましたが、それでも常に
「コールセンター辞めたい…」
と思っていました。
この記事では
- 実際に筆者がコールセンターを辞めるまでに感じた・考えたこと
- 辞めた後のこと
- 案外、辞めてもなんとかなるよってこと
を実体験をもとに語ってみます。
今現在、コールセンターをやめたい!と悩んでいる方はぜひ読んでみて下さいませ。
コールセンターを辞めたいと考える時点でかなり無理をしている
会社に行くのが苦痛になる(電話を受けるのが怖い)

マジで会社に行きたくねえ…
筆者が働いていたのは、お客様がかけてきた電話を受ける部署(業界ではインバウンドといいます)でした。
平均すると一日に100件近い本数を受けていましたが、お客様センターという性質上、受けた電話の約半分がクレームでした。
クレームにも軽クレームから重クレームまでありますが、運が悪い日は重クレームを連続で引いたりもします。
そんなことが少しずつでも積み重なると…
会社に行きたいくない!てか電話受けたくない!
ってなります。てか、なりました。
そんな気持ちで会社にいけば、当然ストレスは倍増します。
心のストレス貯蔵庫が、日々積み重なるクレームで少しずつ埋まっていって、ある日突然限界を迎えるような感じですね。
電話対応無しの部署と同じ時給ということに納得がいかなくなる
筆者が働いていたセンターには、電話対応なしでひたすら事務処理だけをおこなう、通称「事務処理チーム」という部署がありました。
通常の処理は電話対応をしたオペレーターが、自分で変更処理をかけたりするのですが、イレギュラーな対応がどうしても発生します。
大手通信会社なのでイレギュラーの件数も多く、それ専用の部署が用意されています。
で、彼らは電話を受けて最前線で対応するオペレーターと時給が同じなんですよ。
当然不満は溜まるわけで、純粋に納得がいきませんでした。
ちなみに事務処理チームに配属されるかどうかの基準は完全にブラックボックスで、一切オペレーターへの説明はありません。
鬱になる
過去に別の記事でも書きましたが
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コールセンターで働いていると、鬱になる確率が跳ね上がります。
特にお金が絡む対応が多い部署はクレームが発生しやすく、向精神薬を飲みながらクレーム対応をしているリーダーやSVが普通にいました。
毎日8時間もお客さんから罵倒されていれば、そりゃ精神も病みますよね。
この状態になっていたらすでにアウトなので、一刻も早くコールセンターから抜け出すべきです。
筆者は別のコールセンターへ逃げました
事務作業メインのコールセンターもある
結局筆者は、鬱までは行かなかったものの
センター内で上位に入る成績を残しながら、時給を下げられるという目に遭ったため、某大手通信会社系のコールセンターを辞めました。
時給が下がった原因は、トイレに行く回数が多すぎる、サボっているんじゃないかと疑いをかけられたためです。
辞める前の末期は、毎日ストレスでお腹を下していたため、必然的にトイレの回数が増えていたんですよね。
そんなこんなでセンターに未練は無かったのですが、さすがに無職になることには抵抗があったので、すぐに就活。
求人情報誌で
- すぐ入社可能
- 前のセンターより楽
- 生活できるくらいの給料
この条件で某通信会社の登録業務用コールセンターの仕事を見つけて、すぐに仕事を始めました。
事務作業7:電話対応3 くらいの比率
次の職場もコールセンターという体ではあったのですが、お客さんがエンドユーザーではなく代理店ということもあり、非常にクレームも少なく楽なセンターでした。
主な業務は
[st-mybox title=”主な作業内容” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 申し込み書類チェック
- 不備対応(書類不備があれば代理店に電話連絡)
- 登録作業(パソコンにデータ入力)
- 問い合わせ窓口(代理店からの問い合わせの電話対応)
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このような仕事を2時間くらいでローテーションしながら行っていました。
正直、前のコールセンターに比べたら天国のような環境でしたね。
時給は下がった
非常に楽なセンターではありましたが、時給は下がりました。
具体的な金額は少しフェイクを入れますが
- 最初のコールセンター:時給1200円
- 楽なコールセンター:時給1080円
このくらいの差がありました。
給料は減りましたが、仕事のストレスがなくなったのに比べれば許せる範囲だなぁと感じます。
比較的楽なコールセンターで資格を取得し、転職して正社員になりました
で、ここからの流れは他の記事にも書いていますが
- コールセンターで仕事をしながら資格取得
リクナビNEXTでホワイト企業と出会う
- 資格と職歴が評価され内定
と、こんな流れです。
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「つなぎ」としてのコールセンター勤務・資格取得や転職活動がやりやすい!
派遣コールセンター勤務から抜け出して正社員になるためにやったことまとめ
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日払いの派遣やバイトも視野に

鬱になる前に脱出を
個人的に一番最悪なのは
[st-mybox title=”最悪のパターン” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- コールセンターを辞めたい
- 生活のために辞めれない
- 精神を病む
- うつ病へ
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このパターンだと思っています。
筆者自身も過去にうつ病になったことがある(コールセンターに入る前の話です)ので、辛さはよくわかりますし、寛解まで数年かかります。
生活があるのも分かりますが、鬱になるくらいなら最悪の場合日払いのバイトや派遣で食いつなぐことも検討して良いと思います。
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こういった単発・短期のバイトに特化した求人サイトもあるので、前もって登録しておいて逃げ道を予め準備しておくのも大切だと思います。
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辞めてもなんとかなるとは言え、一時の勢いやケンカでの退職はNG
一応社会人としてのマナーとして、一時の感情に任せて「辞めます!」と言うのだけはやめておきましょう。
上司とケンカをしてバックレるなんてのはもってのほか。
そういう喧嘩腰での退職をしてしまうと、離職票や源泉徴収票をもらったりするときにとても気まずいからです。
ちなみにこれは筆者の実体験によるものです。
カッコつけて啖呵を切って辞めた会社に電話をして、源泉徴収票を郵送して下さい…とか言うのは結構恥ずかしかったです。反省。
精神を病むくらいならサクッと辞めたほうが良い
最後に総括します。
コールセンターを辞めたいと思ったら
- 身体を壊す前に辞めたほうが絶対に良い
- 最悪、日払いの派遣やバイトでも食いつなげる
- 精神を病むと治るまで年単位で時間がかかる
- 判断は慎重に!一時の気持ちに流されないように
以上、筆者の実体験に基づくコールセンターを辞めるに至るまで・やめた後のお話でした。
少しでもコールセンターを辞めたい、と悩んでいる方の助けになれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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