ブルーハーツ、好きなんですよ。
世代的にはブルーハーツよりもハイロウズなんですが、ブルーハーツも大好きなんです。学生の頃、コピーバンドやってたくらい好きです。
ふと「ブルーハーツの好きな曲を列挙したい!」という衝動に駆られまして、のちのち自分が振り返って楽しむための記事を書いてみます。
単純に自分が影響を受けた曲を10個紹介してみます。他のブルーハーツファンの方にもやってみて欲しいなぁなんて思ったり。
正直ブルーハーツの曲は全部名曲なんで、10曲選ぶのにもかなり苦労しました。
自分が考えるブルーハーツの魅力を簡単に語ってから、10曲紹介を始めます。
ブルーハーツの魅力とは
極めて個人的な意見です。
ブルーハーツの魅力って「真っ直ぐなカッコよさ」だと思ってます。
伝えたいメッセージがあれば、そのメッセージを飾らずにど真ん中へぶち込んでくる。聴き手の心にズドンと入ってきます。初期のブルーハーツはそういったメッセージ性の強さが魅力だったと思います。
ブルーハーツの後半は、逆にメッセージがあるのか無いのか分からんけど、とにかくカッコイイ!!って曲が多かったように思います。これも真っ直ぐに彼らがカッコイイと思うところを突き詰めた結果に見えます。
うまくまとめられないけど、僕はブルーハーツのそういった無骨なところが大好きです。
私的なブルーハーツの名曲ベスト10
パンク・ロック
パンクロックが好きだって気持ちをとても素直に真っ直ぐに表現した曲だと思います。
ヒロトが書く詩はストレートに心に響くんですけど、この曲は特に凄い。
歌詞を引用すると某団体が面倒なので控えますが、「まじめに考えた」ところが特に来ました。
歌詞の優しさとメロディの暖かさが光る名曲。
ダンスナンバー
数あるブルーハーツの曲の中で、一番短い曲ではないでしょうか。僕のカラオケ定番曲でもあります。
正統派oiパンクって感じで場も盛り上がりますし、なにより聴き手を受け止める優しさがある歌詞が良いです。聴くと元気になる。
収録アルバム
上記の2曲は、アルバムTHE BLUE HEARTSに収録されています。
ロクデナシⅡ
マーシーの実体験をもとに作られた曲。タイトル通りの内容です。
賃貸契約を拒否されるって、普通に考えたら結構辛いしメンタルへし折られる出来事なんだけど、それを「僕のことが羨ましいんだろう」って言い切っちゃうところが凄く好き。
チェインギャング
マーシーがボーカルを務める名曲です。初めて聴いたとき、あまりの素晴らしさに鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
真っ直ぐだけど憂鬱な歌詞と、ヒロトの綺麗なブルースハープの対比が印象的。
今でも夜中にお酒飲みながら聴いたりしてます。
収録アルバム
上記2曲は、アルバムYOUNG AND PRETTYに収録されています。
僕の右手
「僕の右手」が「行方不明」になるところから始まる歌です。
しかもこの歌、実在した人物をモデルにした歌です。さあ、気になったら聴いて調べてみよう。
ヒロトが目指す音楽って、こういう形なのかなーって考えさせられました。当時子供だった僕にとって彼らの音楽は「見たことも聴いたこともない音楽」だったので、なおさらこの歌は印象に残っています。
ブルースをけとばせ
チェインギャングに続き、この曲もマーシーがボーカルです。
ブルースのメロディに載せて「ブルースをけとばせ」と歌うスタイルはパンクだなって思います。パンクは曲じゃなくて生き様。ジョー・ストラマーも言ってました。
マーシーのバックボーンにはブルースがかなり色濃くあるのがよく分かります。
収録アルバム
上記の2曲はアルバムTRAIN-TRAIN収録曲です。
殺しのライセンス
この辺から、ブルーハーツの真っ直ぐなメッセージ性が強い歌から、ハイロウズ的な方向性にシフトしてきている気がします。
明るいメロディに攻撃的な歌詞を乗せて歌い上げる、一種の不気味さが強烈に印象に残ります。
深読みすればするほど、メッセージが込められているんじゃないかって頭を抱えてしまいますが、本当のところは未だに分かりません。
何も考えていない気もするし、前向きに取れる歌詞もあるし。
収録アルバム
上記の「殺しのライセンス」はアルバムBUST WASTE HIPに収録されています。
泣かないで恋人よ
しっとりとしたテンポのラブソング。と見せかけて強烈なメッセージが込められている名曲。
十代とか二十代前半の頃って、一つや二つは「諦められない夢」みたいなのが誰にもあったと思うんだけど、その「諦められない夢」を「諦めなきゃいけない」ような状況になったときの歌かなと。
今はもう野望も何もない三十代ですが、若い頃に聴けて良かったと思う曲です。
収録アルバム
泣かないで恋人よは、アルバムHIGH KICKSの収録曲です。
1000のバイオリン
何年か前にテレビCMでも使われていたので、記憶に新しい方も多いかも知れません。
ブルーハーツの曲は全部名曲なんで10曲選ぶのにかなり苦労しましたが、この曲だけは何の迷いもなく真っ先に選びました。それくらい好きな歌です。
メロディ・歌詞・演奏、全部本当に最高で、聴くたびに前向きな気持ちになれます。
本当に大好きな曲。
収録アルバム
1000のバイオリンはアルバムSTICK OUTの収録曲です。シングルカットもされています。
ハンマー (48億のブルース)
ヒロトとマーシーが一緒に歌う曲です。マーシーが歌う曲は少ないけど、全部が名曲だから困る。いや困らんけど。
CMやドラマなどに使われる名曲「人にやさしく」のカップリング曲なんですが、とにかく歌詞が素敵。歌詞を丸々引用して貼り付けたいんだけど、さすがにそれは出来ないんで聴いてみて欲しい。
力強く優しいヒロトの歌い方と、最後のマーシーパート。もう控えめに言って最高なんで、未聴の方はぜひ。
収録アルバム
ハンマーは何故かオリジナルアルバムには収録されていません。ベストアルバムに収録されています。
総括
以上、僕が主観で選んだブルーハーツの名曲ベスト10でした。
10曲中、マーシー作詞作曲が7曲・ヒロト作詞作曲が3曲とかなり偏りました。どうやら僕はマーシー派だったようです。
正直好きな曲がありすぎて、泣きそうになりながら削った曲もたくさんあります。部活の顧問がレギュラー発表するときの気分はこんな感じだったのかな、などと思いました。
冒頭でも書いたとおり、ブルーハーツファンの方がみんな思い思いにこのテーマで記事を書いたらとても楽しそうだなぁと思います。僕が色んな方の選曲を見てみたいだけなんだけど。
選ぶ曲でその人の人柄が見えてきそうな面もあるかなと思います。まずは自分からさらけ出してみました。
ブルーハーツに限らずこのテーマは面白そうなんで、後日別のミュージシャンでやってみます。
以上で今回の記事おしまい。最後までお読みいただきありがとうございました。