エレキ宇宙船

空手とブーメランを組み合わせたブログ

文学少年だった頃から大人になるまで、好きだった作家を書く

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お題「好きな作家」

自分で言うのも少し恥ずかしいけど、僕、文学少年でした。

転校が多かったわけでも、病気がちで外で遊べなかったわけでもなく、どこにでもいる田舎の子供だったんですけど、外で遊ぶよりも本を読む方が好きな子供でした。

お題スロットで「好きな作家」と出てきたので、思い出しながら書いてみようと思います。

小学校時代に好きだった作家

宗田理

僕が小学生だった頃、夏休みが近くなると「文部省推薦の本を売るで〜」みたいなチラシが学校で配られ、希望者は購入できるみたいなシステムがありました。欲しい本にチェックをつけてお金と一緒に担任に渡すと、一学期の終業式の日に注文していた本を受け取れる。それで買ったのが「ぼくらの七日間戦争」でした。

今考えるとかなり無茶苦茶な話ではあるのだけれど、当時小学生だった僕はドハマリこきました。ぼくらの七日間戦争の後も同じキャラクターでお話は進むんだけど、シリーズもかなり買い集めました。今考えるとかなり無茶苦茶なストーリーの話が多かったけども(2回目)。

癖が少なくてとっつきやすい文章、軽いミステリー要素、子供が大人に一泡吹かせる展開、子供が夢中になる要素がたっぷり詰まっていたなあと今になって思います。

この七日間戦争に登場していた「矢場さん」ってキャラが、シリーズが進むに連れて「子供の良き理解者的な大人のポジション」にシフトしていったのが妙に印象的だったなぁ。

ちなみに僕はこの本のお陰で、日大全共闘などの学生運動に詳しい子供になってしまい、これ以降の長きに渡って教師に疎ましく思われたとさ。

ふと気になって宗田理先生の現在を調べてみたのですが、御年89歳にして未だ現役で執筆活動をされているようです。今になって読んだらまた感想が変わるかもしれない。

中学時代に愛読していた作家

中原中也

NHKの番組か何かで中原中也の特集を組んでおり、なぜか引き込まれて見てしまいました。

翌日はバスで30分ほどかけて本屋さんへ向かい、中原中也詩集を買っていました。

代表作とも言える「汚れつちまった悲しみに……」や「サーカス」「骨」などの、退廃的なのに美しい言葉選びに魅了され、暗唱できるようになったりしてました。

中原中也の詩はとてもリズム感が良いことに当時気が付き、声に出して読むと不思議な感覚になりました。今でもたまに「ゆあーん ゆよーん」とか一人で言ってます。

もろに影響を受けまくって、中原中也の劣化コピーみたいな詩を大学ノートに書いたりしていましたが、調子に乗って賞に応募とかしなくて良かったなーと思います。

山田かまち

親戚に、12個歳の離れたBOOWY好きの兄ちゃんがいたんですが、その兄ちゃんの家の本棚に入っていました。なんとなく気になって手に取ったら、親戚の兄ちゃんが「もう読み終わったからやるよ」って言って、くれました。

僕が中学生の頃はとっくにBOOWYは解散していましたが、布袋のソロが活発になっていた時期なので存在は知っていました。もし生きていたら、BOOWYのメンバーだったかも知れない、と親戚の兄ちゃんは言ってました。

正直、今読んだら結構辛い詩集なんですが、当時リアル中二病患者だった僕にはガンガン刺さりました。同じ世代の子が、生々しい悩みや想いを誌に・絵に乗せて吐き出していることに衝撃を受けましたね。

例によって僕も影響を受けて絵を描きましたが、絵心の無さに絶望しただけでした。

高校時代にハマった作家

ここから僕の読書量が加速しました。小中学校で人格の下地を作り、高校で積み上げた感じがします。

村上春樹

高校時代に一番読んだのは村上春樹です。高1でノルウェイの森を読み、その勢いで風の歌を聴けからの三部作を読み、短編を読み、と当時発売されていた文庫本はたぶん全部読んだと思います。

個人的に、村上春樹は長編よりも短編のほうが好きです。一番好きな作品は「あしか祭り」です。今でもたまに思い返して読み直すけど、結局なにを伝えたいのかよく分からなくて好きです。

筒井康隆

断筆云々で世間を騒がせていたファンキーなじっちゃん、くらいの認識しかなかったので、どんな作品を書いているのか確かめるために一冊読んだら、すっかりハマってしまいました。

ブラックユーモアって言葉だけで表現するのは何か違う気がするんですが、とにかく世相を徹底的に皮肉っていくスタイルは見ていて気持ちがいいです。

今でもキレッキレなので、今後も元気でいてほしいなぁと思います。

大槻ケンヂ

そう、筋肉少女帯の大槻ケンヂです。

大槻ケンヂって、エッセイは軽快で面白い文体・たまに鋭い視点から切り込んだり、笑える文章を書いたり、純粋にエンターテイメントとしてすごく面白いんです。

かと思えば、「新興宗教オモイデ教」みたいなガッチガチのSF小説を書いたり、とても爽やかなジュブナイルを書いたりと、本業よりも向いているんじゃないかってくらい本が面白いんですよね。

僕がブログを書く上で、一番影響を受けた本がこれです。

寺山修司

アングラに興味を持ち始めた頃に、真っ先に手に取りました。アングラって言えば天井桟敷でしょう。

僕が興味を持ったのは死後何十年も経ってからでしたが、それでも周りには一定数の寺山修司フォロワーはいました。言葉の魔術師って言葉がよく似合う。

どんな鳥も想像力より高く飛ぶことは出来ない って言葉が妙に心に残りました。

中島らも

大槻ケンヂがエッセイの中で大絶賛していたので読んでみたら、まんまとハマりました。

小説・エッセイ両方たくさん読んだけど、正直小説はあまり良さが分からなかったです。毎回主人公が酒に溺れるってパターンだった記憶。当時の作者が自己投影していたんでしょうけども。

エッセイは、すごく良かったです。基本的にダメな大人がダメなことして反省してるだけなんですが、文体に堅苦しさが一切なくて、笑いながら読める。今でもたまに読み返します。

大人になってからハマった作家

嶽本野ばら

お薬で何度もお縄になっている嶽本野ばらさんですが、初期の作品はとても美しい作品ばっかりでした。映画にもなったしね。深キョン可愛かったなぁ…

実は僕、16歳くらいの頃からパンクに傾倒したツンツン小僧だったんで、タイトルだけでかなり釣られたんですよね。

世界の終わりという名の雑貨店 ってタイトルに釣られたら読んでみましょ。

舞城王太郎

一時期ミステリにハマり、狂ったように読んでました。

特にこの、舞城王太郎の改行をあまりしない、ひたすら畳み掛けるような語り口とテンポよく進むストーリー、爽やかな読後感にすっかりハマりました。ミステリとしては「ちょっとどうなの?」ってところも多いですが、ご愛嬌。

煙か土か食い物から始まる奈津川家サーガの完結を待ってるんですが、未だに終わる気配が見えません。てか作者忘れてないか心配です。

森博嗣 

一応理系学生だったので、森博嗣作品はもうハマりにハマりました。

定番のすべてがFになるから入り、S&Mシリーズは全部読みました。封印再度と幻惑の死と使途が好きだったなぁ。

森博嗣作品を読むようになってから、僕はコーヒーをブラックでしか飲まなくなりました。誰の影響を受けたかは言わずもがなですね。

四季シリーズも読みたいんだけど、読み始めたらたぶん他のことが手につかなくなりそうで見送っております。 

総括

こんな感じで、お題に沿って書いてみました。僕がお題で記事を書くときはだいたい何かに行き詰ったときなんですが、書いてるうちに調子が上がってきて長文になります。

今回も6000字超えだったのですが、さすがに長すぎるんで結構削りました…。

 

しかし、自分を構成してきた作家をこうして並べてみると

「僕はこういう作家に影響を受けて育ってきました!」って宣言してるみたいで、少し恥ずかしいですね。書く分には楽しかったですが!

本ばっかり読んでいた頃を思い出して少しノスタルジックな気分になったので、明日あたり本屋さんで文庫本でも物色して帰ろうと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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