エレキ宇宙船

空手とブーメランを組み合わせたブログ

シュートを投げるピッチャーには浪漫がある

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野球、いいですよね。僕は子供の頃からずっとベイスターズファンです。昔は大洋ホエールズって名前だったんだぜ。知ってる?

 

小さい頃、リトルリーグでピッチャーやってたので今でも野球はどうしても投手中心の目線で見ちゃいます。

で、変化球ばっかり見ちゃうんですわ。

最近のピッチャーって、もう定食かってくらいスライダー+フォークかチェンジアップ、この組み合わせばっかりですよね。実際杉内なんかはチェンジアップだけで試合作れるし。とても効率的な組み合わせなのはよく分かる。ある程度狙って三振取れるからね。

それでも僕は、シュートで内角をガンガン攻めるピッチャーが見たい。そんな話をしていきます。

シュートボールの説明

曲がり方

右投手が投げると

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右バッターの内角側に曲がる変化球です。

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左投手の場合は、上の画像を左右反転した変化になります。

使い所

ゴロを打たせたいときに使う変化球です。

それだけじゃなく、普通にカウント整えるのにも使ったりしますね。

 

まあ、ランナーを背負ったときに、あわよくばゲッツーで打ち取りたいときに投げるピッチャーが殆どだと思います。

結構早い球速で変化するので、真っ直ぐとの球速差が少ないっていう特徴もあります。

現役でシュートを投げるピッチャー

  • 山口(巨人)
  • ダルビッシュ(日ハム→レンジャーズ→ドジャース)
  • 西村(巨人)
  • 大竹(広島→巨人)
  • 十亀(西武)
  • 館山(ヤクルト)
  • 岩隈(近鉄→楽天→マリナーズ)
  • 久保(ロッテ→阪神→横浜)

必死で思い出したけど、これくらいしか思いつかなかった!しかも、シュートっていうよりツーシームな投手もチラホラ。ここは大目にみてください(´・ω・`)

シュートピッチャーの魅力

シュートの魅力は、えげつないほどの内角攻めだと思います。一昔前は、ケンカ投法などとも呼ばれていました。

打者は内角を攻められるのを嫌がる

バッターだって人間です。やっぱ130~150キロのボールが自分の顔スレスレに飛んできたら怖い訳ですよ。もちろん彼らはプロなので、内角ばっかり攻められたらきっちり対応してきます。

でも、やっぱり内角を攻められるのは不快です。いつデッドボールで痛い思いをするかも分からない。特にコントロールの悪いピッチャーが内角攻めしようもんなら、恐怖は計り知れません。

お薬でアレがアレになった清◯氏なんかは内角苦手で有名でしたね。

内角を攻められた打者がとる行動

そんな感じで、恐怖感に駆られたバッターが取る行動は2つ。

  • バッターボックスの外側に下がる
  • 身体を開いて内角のボールを打とうとする

これです。稀に変態的な肘のたたみ方で内角のボールをレフトスタンドへ叩き込む打者もいますが、滅多にいません。現役時代の落合とか、今だと巨人の坂本なんかがそんな感じですね。

まあ、そんな訳でバッターボックスの外側にさがったりするとですね。

外に逃げるスライダーが猛威を振るうんですよ。

単純にバッターボックスの端っこに打者がいれば、その分外角のリーチが短くなります。バットが届きません。楽々ストライクが取れます。

打者の身体が開くのは、もうバッティングの基本から崩れるのでまず打てません。当たっても内野ゴロがいいところです。

こんな感じで、一方的に投手有利な状況を作れちゃいます。

ケンカ投法

元西武ライオンズのOB、東尾修選手の投球スタイルがこう呼ばれていました。

東尾選手は当時、そんなに直球が早い方ではなく、一軍で生き残るために編み出したスタイルだったそうです。そんな投げ方をしている訳なので、打者からはとことん嫌われてたそうです。東尾選手が持つ、与死球165という数字が、その凄まじさを語っています。

元祖ケンカ投法の東尾選手は、僕が物心ついたころにはとっくに引退していたので、リアルタイムでは見れてません。

代わりに…と言うのも変ですが、僕がリアルタイムで見た最高のシュートピッチャーを紹介します。

盛田幸妃選手

盛田 幸妃(もりた こうき、1969年11月21日 - 2015年10月16日)は、北海道茅部郡鹿部町出身のプロ野球選手(投手)。1994年から1997年までの登録名は盛田 幸希。

現役時代に脳腫瘍に罹患しながら、リハビリにより復活を遂げた。だが、脳腫瘍は以後も付きまとい、2015年に45歳の若さで生涯を閉じた。

 横浜(当時は大洋)→近鉄に在籍した、僕の記憶に鮮烈に残っている投手です。

 

僕が見たのは巨人戦でしたが、盛田投手は「徹底して」内角を攻めていました。デッドボールもガンガンだしていた記憶があります。

それでも内角を攻め続けている姿が印象的でした。

その後も横浜の試合を見ると、当時リリーフとして活躍していた盛田投手は、結構な頻度で登板します。

ひたすら強気に内角を攻めて、時には150キロを超えるえげつないシュート。ファンになるには十分な理由だと思います。

当時は6、7回を盛田、8、9回を佐々木(あの大魔神です)が投げるという、今考えると頭おかしい(褒め言葉)リレーをしており、横浜も強いチームでした。近年の横浜も強くなって来てて嬉しい限り。

その後、近鉄の中根選手とトレードになり、横浜を去った盛田選手は、脳に腫瘍が見つかります。手術、リハビリを経て再びマウンドに上がった姿を見たときは震えました。

 

全盛期の、恐ろしく早いシュートで打者の内角をえぐり、死球を出しても動じない姿は、頼もしくもあり、恐ろしくもありました。そして、得も言われぬ危険なカッコよさがありました。

 

悲しいことに、現役引退後に腫瘍が転移し、2015年に亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

エグい内角攻めを見たい

記事の最初の方で紹介した、現役でシュートを投げる投手は、シュートメインの投手と言うよりも「数ある変化球の中のひとつでシュートを投げる」とったイメージです。

確かに流行りの変化球ではありません。怪我もしやすい。デッドボールのリスクも高い。

それでも、ふてぶてしい態度で内角を攻め続ける投手が僕は見たいのです。

堀内恒夫氏の名言

90年台、野村監督がヤクルトで指揮を執っていた頃。ID野球と呼ばれるデータ偏重の野球をしていた頃に、巨人の名投手だった堀内恒夫氏がこのようなことを言いました。

ヤクルトの、相手の嫌な事を徹底して付く戦略の中でも、シュートは重要でね、 一回終わった投手でも、シュートを自分の源にすることで蘇る。

打者からすると嫌らしい球ですけど、死んだ投手を生き返らせる、戦略ともそれはあっている、 野村監督の再生の要の中の一つでもあり、興味深いですね。

ただ、その分、負担が大きく寿命を減らす、中には野村の投手再生は潰しているだけだ、と言うのもいますけど、 投手の生き死にを知らん輩だから言えるのでね、もう死んだ自分がマウンドで、自分の球、プライドの、自分自身を再び相手にぶつけられる、投手として生まれ、生きて、死んでも死に切れない、 あの場でまた自分に成れるのならば、どんな代償だって、命も惜しくないんですよ、投手は。

それをね、投手の使い捨てだの何だのと、野村批判がしたいだけなんだろうけどね、投手を侮辱するにも程がある。全く。

(引用元:http://blog.livedoor.jp/yakiusoku/archives/53262678.html

投手のプライド・人生、全てが濃縮された名言だと思います。

総括

長々と語って来ましたが、結局何が言いたいのかといいますと。

  • 肩・肘を壊しやすい
  • ツーシームの方が詰まらせやすい
  • そもそも流行りと逆行している

なんて言われがちなシュートですが、だからこそ希少性があるんじゃないかな。

対策されて通用されなくなった投手が、素直に引退する前に、泥臭くシュートにすがってみるのもいいんじゃないか。

などと、若手の投手が戦力外くらうのを見るたびに考えちゃうのです。

怪我をさせたい訳じゃないけど、でも若い選手が一度も輝かないまま球界を去ってしまうのは悲しい。そんな気持ちになるんですよ。

などと、少しばかりしんみりした気持ちになったところで今日の記事を終わります。最後までお付き合い、ありがとうございました。

 

 

 

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